「文系でも知っておきたいプログラミングとプログラマーのこと」読書レビュー

プログラマーの生態やいかに

1ヶ月ほど前から僕はプログラミングを本格的に勉強し始めたが、プログラマーとして生きていくつもりはない。

 

現代において、ネットやIT関連のものに触れないでビジネスをすることは不可能である。最低限の知識と、プログラマーに対する理解はともに仕事をする上で必須になると考えた。

 

だから僕はプログラミングを今勉強し、人工知能を作る会社でインターンをしている。

 

そんな僕にとってこの本は求めていたものの1つであった。

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読もうと思って著者を見て驚いた。

清水亮さんは僕のインターン先の社長さんである。

 

非常に卓越した技術を持っていて、たまに声をかけてくれるのだが話すと何か自分の中で炎が燃えたぎるような感覚にいつもなる。

どういうことかというと、清水さんと話すと自分自身が「やるぞ!」と乗ってくるということである。

きっとこれが「Leading by influence(影響力で導く)」ということなのだろう。

 

そして、清水さんは膨大な文章を書く人ということもあり読み手が読みやすい本になっていた。

 

気に入ったところをまとめよう。

プログラマーってどう探せばいいの?

何か自分のビジネスをするときに、アイデアを形にしてくれるプログラマーは必要不可欠である。

しかし、優秀なプログラマーはどこにでも転がっているわけでもない。

プログラマーごとに得意分野があるし、そもそも優秀なプログラマーは大体高い給料で雇われている。

 

そんな時は

①業界の知り合いにきく

プログラマー業界は意外と狭いらしく、

「これやりたいんだけど、どの会社に発注すべき?」とか聞くと案外あっさり

「あーそれはここが強いよ」とかなるらしい。

 

②商談会を使う

スマートフォン&モバイルEXPO」「WebマーケティングEXPO」

この辺りの商談会は業界人が一堂に会する。

なのでこのような商談会に顔を出して色々聞いて回るというのがいい。

 

気難しいプログラマーとの付き合い方

プログラマーと企画者が考え方が乖離しているとうまくいかないのは当然である。

 

プログラマー帰納的に、企画者は演繹的に考えるとこの本には書いてあった。

これはすごくわかる。

 

これまで僕は企画側だったので

「AがこうなればBになるはずだからそしたらCとDをやってEが得られる!」

という容量で思考をどんどん広げていく考え方をしていた。

 

しかし、プログラムをする側になるとそうはいかなくなった。プログラムは最後にゴールがあってそこから一個一個逆算してエラーがないように積み上げていくものである。

 

この考え方の乖離をなくすために優秀な企画者は先にゴールをちゃんと示すべきだと書いてあった。

これは大きな学びである。

世の中の企画者の人は皆気をつけるべきだと感じた。